清貴が上海に旅立った数日後、葵は利休、好江とともにニューヨークの地にいた。

夏休みも終わった9月。清貴は、最後の修業先である「小松勝也探偵事務所」で働き始めた。

新たな年を迎え、賑わいを見せる京都。

ついにお互いの気持ちを伝え、付き合いだした清貴と葵。

『蔵』でアルバイトを始めて一年。

家頭邸で行われる円生作品の展覧会を担当することになった葵は、突如、展覧会の開催を拒否しだした円生を翻意させようと奔走する。

大学二年生の五月。二十歳の誕生日の記念に、清貴と葵は“九州・超豪華寝台列車の旅”に行くことになった。

葵が大学2年生となった夏。

一月になり大学にも慣れてきた葵だが、京都郊外の伏見にある老舗酒造「幸谷酒造」で修業中の清貴とは、なかなか会えない日々。

ジウ・イーリンに請われ、美術展での鑑定のために円生、小松とともに上海を訪れた清貴。

冬の気配が色濃くなってきた11月の京都。

高校を卒業した葵は、無事、念願の京都府立大学に合格。

ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。

大人気シリーズ「京都寺町三条のホームズ」の公式読本が、ついに登場!これまでにシリーズに出てきた京都のスポットやグルメを清貴が案内する「舞台案内」、カラー写真でおくるスポット紹介、イラスト付きキャラクター紹介&誕生秘話、葵の誕生日パーティーの夜を描いた書き下

高校三年生になり、大学受験も意識しだした葵。

京都の寺町三条商店街にポツリとたたずむ、骨董品店『蔵』。

京都の寺町三条商店街の骨董品店『蔵』でアルバイトを始めた女子高生の真城葵。

大学に入学して二度目の冬。葵は家頭邸で、円生の作品の展覧会をすることになった。